公共事業はアベノミクスでも景気浮揚の重要な柱とされています。しかしこれから日本は人口が減少していくことは明らかです。
これ以上新しい道路や橋や建物を建設することは慎重に考えていくべきです。というのもこれから1964年の東京オリンピック前後に
作られた多くの道路や橋や建物などの補修が必要となってくるからです。数年前古い工法で作られたトンネルの天上版が落下し
走行中の車が被災し死者が出る事故が起こりました。あのトンネルと同じ工法で作られたトンネルは全国に多数あります。
また高架道路のコンクリートの剥離落下も多数発生しています。また橋でも橋脚や橋げたに問題のある箇所が少なくありません。
建物も50年経過すれば、コンクリートの劣化進行しています。これら過去50年間に作られたいろいろな公共物を補修していくだけでも
大きな財源が必要です。さらに新しい公共事業を行うことは、将来補修が必要となる道路や橋や建物を増やしていくことに他なりません。